つぶちゃんのトコトコレポート

Vol.84 2018.10.22

2018.10.22

江戸伝統の「印傳(いんでん)」と上質な職人技の革製品を後世に!有限会社 小池革スキ所

三郷にはまだまだ確かな技術を持った会社や職人さんがたくさん。
つぶちゃん、今日は磨き上げられた職人技を見学に行こう!

訪れたのは、1963年創業、皮革加工と印傳技法を使ったオリジナル革製品の企画・卸・販売を行う「有限会社小池革スキ所」さん。半世紀以上も皮革製品作りに携わってきた工房なの。浅草で革職人をしていたご主人と、女性視点のきめ細かいデザインを提案する奥様、素材を熟知して伝統に新たな風を吹き込む息子さんの3人で営んでいるよ。

様々な職人さんの技が必要とされる皮革製品。この工房では主に製品の型紙に合わせた皮革のカットや、縫製しやすくするための「革スキ」と呼ばれる皮革の厚み落としなどの工程を担当。年代物のミシンや機械が並ぶ工房で、あっという間に皮革をカットしていく熟練の手さばきに見とれてしまったね!

さらにもう一つ、代表的な商品は、伝統技法「印傳」を使った製品作り。
「印傳」とは、元来鹿革の加工品のことで、数百年前にインドから渡来したもの。戦国時代は鎧兜などの武具に使われていたものが、江戸時代に入って庶民の化粧品入れやタバコ入れなどに用いられるようになり、漆を使って粋で鮮やかな文様を立体的に施す技術が磨かれていったの。

「印傳」を作る工程は、なめした鹿革を染色し、型紙を使って手作業で一枚一枚漆の文様を刷り、湿度を管理した室(むろ)で一昼夜乾燥。その後裁断、縫製、成形などの加工を経て製品になっていくの。各工程に熟練の職人さんがいて、手間と時間をかけて一つの製品を作りあげているんだね。

ご主人が浅草にいた当時は数多くいた「印傳」職人も、今では関東に2軒くらいなのだそう。「工程の分業によって支えられてきた日本のモノ作りも、今は海外製品や海外生産拠点に押されて職人が激減しましたが、だからこそ使命感を持ってこの仕事をしています。時間が経ってもすたれない商品という自負があります」と語るご主人。

「良いものを残す」という意気込みで邁進し続ける「有限会社小池革スキ所」さん。
見せていただいたバッグや靴も本当に素敵だったね!この印傳財布は三郷の“ふるさと納税”の返礼品にもなっているんだよ。この魅力、ぜひ知ってほしいな♪

08 マップを見る

有限会社 小池革スキ所

  • 三郷市大広戸983-2
  • 048-959-6040
  • 09:00~18:00
  • 土曜日,日曜日

ホームページ:http://kawasukijo.web.fc2.com/

※掲載の内容は記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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